iPhoneのパネルには品質がある!?有機ELパネル編

スマホ修繕堂では、お客様のご要望に答えるべく3種類のパネルをご用意しています。

今回はiPhoneX以降に搭載されている有機ELパネルの品質差についてご紹介します。

早見表

上記の表に結論が詰まっています。

基本的には、互換パネルか純正同等パネルでの交換をオススメしています。

1.純正同等パネル:品質を求める方向け

iPhoneの画面交換で一番オススメなのは純正同等パネルです。

しかしながら高品質な分、修理費用も高くなりがちなのが玉に瑕。

当店では約3割のお客様にお選びいただいています。

このパネルは再生パネル、リペアパネルとも呼ばれます。

その名の通り、純正品のパネルを修理した画面になります。

品質:純正再生品,取外品

写真のように割れてしまったガラスだけを専用の機材で剥がし、新しいガラスを貼り付けて作られます。

一見中古品のようにも思えますが、有機ELやタッチセンサ共に純正品のため、色味や操作感が今まで通りな点がメリットです。

その反面、製造にコストがかかるため費用が高くなってしまう点がデメリットです。

また、最近では再生品の中でもタッチセンサやケーブルを変えたものが出回り始めました。

これらのパネルは通常の再生パネルに比べ安価な反面、タッチ感度が劣るものがほとんどです。

多少安価に仕入れられますが、再生パネルのメリットが薄れてしまうため当店では扱っていません。

また、場合によっては新品取り外し品のパネルを使用する場合があります。

もちろん、全てのパーツが純正品のため品質は高いのですが、流通数が限りなく少なく費用も高額になりがちです。

タッチパネルの構造:アウトセル

有機ELディスプレイでは所謂液晶とバックライトが一体化したようなものとなります。

そのため、タッチセンサは有機ELパネルの上に貼り付けられている形となります。

メリット

純正品と同等品質のため、修理後も色味や操作感が変わらず使えます。

デメリット

修理金額が、比較的高額になってしまいます。

しかしながら、正規修理に比べては安いことも多く、データを残して修理ができる点にも注目する必要があります。

2.高品質パネル:コスパを求める方向け

続いてご紹介するパネルは高品質パネルです。

コピーパネルとも呼ばれるもので、その名の通り純正品を模造して製造されたパネルになります。

製造メーカやロットにより品質にかなりのばらつきがあるのが特徴です。

品質:ハードOLED品

当店の高品質パネルではハードOLEDを使用しています。

純正品と同じ有機ELで有りながら安価に修理が可能です。

タッチパネルの構造:アウトセル(TrueTone対応)

純正品と同じタッチパネルの構造をしています。

そのため、パネルの厚みも純正品とほぼ変わりません。

メリット

コピーパネルで有りながら、有機ELパネルのため今まで通りに近い色味や操作感です。

デメリット

ハードOLEDは衝撃に弱く、落とした際に表示不良を引き起こしやすいことがデメリットです。

また、純正品に比べるとベゼルが若干太くなっています。

3.低価格パネル:とにかく安く修理したい方向け

最後にご紹介するパネルは低価格パネルです。

コチラも互換パネルの一種ですが、有機ELパネルではなく液晶パネルを使用しています。

修理を希望される方の中には、頻繁に割ってしまう等の理由からとにかくやすさを求める方もいらっしゃいます。

そのため、品質が落ちるかわりに安価なパネルをご用意しています。

品質:液晶インセル品

純正品の有機ELとは違い、液晶パネルを採用しています。

タッチパネルの構造:インセル

タッチパネルに関しては、インセルと呼ばれるiPhoneの液晶モデルと同じ構造をしています。

しかしながら、そもそも有機ELと液晶の厚みが倍以上も違うことから、パネル自体の厚みも1.5mm程度増加します。

メリット

高額な有機ELではなく、安価な液晶を採用しているためかなり安価に修理が可能です。

デメリット

そもそも表示方式とタッチパネルの構造が違うため、色味や操作感は全く異なります。

また、有機ELに比べ消費電力が高いため、2~3割程度バッテリー持ちが悪くなります。

まとめ

以上が当店で使用しているパネルの紹介です。

もちろん、違いに関しては修理前にも丁寧にご説明させていただきますのでお気軽にご相談ください。

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