Switch用「Proコントローラー」の修理を承りました。
ゲーム機やスマホ本体だけしか修理できないと思われがちですが、周辺機器ももちろん修理可能です。
いわゆるドリフト現象
コントローラーの故障のほとんどがスティックの動作不良です。
今回ご依頼いただいたProコントローラ-も例に漏れず、スティックの故障です。
Switchの動作確認メニューを開いてみると一目瞭然。
スティックを倒していないにもかかわらず、左に傾いている判定になっています。
この症状が最近話題になっている「ドリフト」という症状です。
分解
ドリフトの原因はスティックの経年劣化によるものです。
スティックは構造上、可変抵抗が摩耗したり、外部から水やゴミが入り込みます。
その結果、抵抗値(=スティックを倒した量)が誤認識されてしまうのです。
もちろん、接点部分を清掃すれば解決することが多いですが基本的にはスティックユニットごと交換してしまうのがおすすめです。
スティックの交換
問題のスティックを交換します。
最近ではホールセンサを利用した壊れにくい互換部品が出回り始めました。
しかしながら、コントローラー本体が買えてしまうほど高価なため現状は純正同等部品での交換を行います。
無事改善
スティックを交換したら、再度動作チェック。
修理前と違い、しっかりとセンタリングされています。