今回はiPhone11の修理を承りました。落としてしまったら、電源ボタンが押せなくなってしまったとのことでした。これは落とした際の衝撃で電源ボタンないしフレームが変形してしまい、ボタンが押せなくなってしまうというものです。変形したボタンとフレームを整形して押せるように元の形に戻す必要があります。
ともあれ大体の修理は分解するところから始まります。電源ボタンを取り外すためには基板まで取り外さなければならないので結構大変です。
電源ボタンのカバーを取り外しました。少し婉曲しているのが見て取れると思います。これを水平になるように整形していきます。
詰まることなく収まるかどうか、つけ外しを繰り返しながら調整していきます。変形の具合によっては時間がかかる場合もありますが、押せるようにならないと意味がないので慎重に行います。また、フレーム部分に問題がある場合は、削るなどして形を整えます。
問題なく押せるようになったら、組み直して修理は完了です。